明けましておめでとうございます。柴田美容皮膚科クリニックの柴田です。旧年中は大変お世話になり、誠にありがとうございました。今年も皆様のお役に立てるよう、新しい事にチャレンジしつつ研究に励みますので、何卒宜しくお願い致します。 …と言っても、この通信を書いているのは2017年の12月なので私の中ではお正月気分でなく、まだ2017年を振り返ってみたいな…というところです。2017年の前半はいろいろな問題が起こってバタバタしていましたが、後半はなんとか落ち着き、久しぶりの再会がいくつもありました。 まずは高校の同級生との40年ぶりの再会。なんと今年で、高校卒後40年になるんですねぇ。時の経つのは本当にあっという間です。毎年行われる夏の同窓会に、卒業後初めて参加した東京在住のS君とN君。彼らは高校時代はファンがたくさんいたというイケメンたちで、年を重ねてもダンディーでした。その後東京出張の際に連絡してみると、急な連絡だったのにもかかわらず2人とも即集まってくれて、大いに盛り上がったんです。その日は最終の新幹線で神戸に帰る日だったので、F通に務めているS君が駅近の居酒屋を予約してくれたんですが、製薬会社勤務のN君が「こんな店でよかったん? 柴田さん絶対ええもんばっかり食べてるで」と言うと、S君は「今度ゆっくり来てくれたら、もっと美味しいお店にお連れします!」と言ってくれました。食いしん坊の私には嬉しいお言葉。持つべきものは友達ですね!

そして秋にバンコクの学会に参加した際には、これまた高校卒業以来の同級生K君との再会が。何回か参加した世界抗加齢医学会議の関連で、本格的な美容皮膚科の国際学会へのお誘いメールが来たので行ってみようと思ったんですが、バンコクにはあまり興味がなかったので飛行機とホテルだけ取って何も計画は立てていませんでした。直前になって美味しいレストランとタイ式マッサージくらいには行きたいなと思ってガイドブックを買いましたが、どこがいいかさっぱり分かりません。 そんな時、ふとバンコク在住のK君の事を思い出しました。前述のN君とS君は同好会が一緒だったりクラスが一緒だったり何らかの関連はあったんですが、K君とは高校時代1回も同じクラスになったことがなく、ほとんど話したこともありませんでした。facebook友達になっているだけで、メッセージのやり取りもしたことがなく、バンコクにいるんだなーと知ってるだけだったのでどうしようかと迷いましたが、やはり美味いもの情報はジモピーに勝るものはないと思い、思い切って連絡してみました。すると意外な事に即レスが。K君は美味しいお店を教えてくれたばかりか、小泉首相が招待されたり秋篠宮様が常連になっているという有名なシーフードのお店に招待してくれたんです!

当日はK君がホテルまで迎えに来てくれ、もう一人の友人を交えて40年ぶりの再会。FBで最近の写真は見てたのでK君とすぐに分かりましたが、K君は高校時代はちょっとぽっちゃりしたイメージだったのが高校時代よりも痩せてなかなか渋くなっていました。化粧品原料などを扱う会社の社長をしていて、もう20年もバンコクに住んでるんだとか。 なんとお抱え運転手付きやん! 知らん間に偉なってんな~って盛り上がりましたが、K君曰くバンコクでは課長級でもお抱え運転手がいるんだとか。バンコクに行った事のある友人が「絶対行った方がいい!」と勧めてくれたバンヤンツリーホテルのルーフトップバー(バンコクでは50階以上の高いビルの屋上が屋根のないバー=ルーフトップバーになってるところがよくあるらしい)にも連れて行ってもらい、夜景と開放感を堪能しました。そしてK君に教えてもらったタイ料理のお店もグリーンカレーやトムヤムクンなどが激ウマ! 私の中でバンコクの評価が一気に上がったのは言うまでもありません。 昔話に花が咲き、K君は「まった来ってね~!」とご機嫌で奢ってくれて、タイ式マッサージや帰りの空港までの行き方なども細かなアドバイスをくれました。やはり持つべきものは良き友です。(美味しい食べ物を奢ってくれる人をどうしても良い人と思ってしまうのは古来から持つ人間のDNAの仕業だって何かの本で読んだ事があります…(^_^;)

その次は昔仲良しだったプロパー(製薬会社の営業の人。今はMRって呼ばれてちゃんと薬の説明なんかをしているようですが、昔は御用聞きか飲み友達って場合が多かった…)のY君と10年ぶりの再会です。Y君は私が研修医の時にT社という会社に入って来た新入社員で、私の大学の卓球部の後輩の高校の後輩だった事もあり、ノリのいい性格と一生懸命の営業が受けてずっと仲良くしていましたが、10年前に転勤になり、全国を転々としている間は連絡を取っていませんでした。 T社はA社という大きな会社に吸収されたんですが、なんとY君はA社の支店長となって神戸に戻って来たという事で、久々にFBから連絡をくれました。「そらお祝いに飲みに行かなあかんやろ!」といつものノリで飲みに行ったところ、Y君のノリの良さとおもろいトークは昔のまま。ところがちょっと残念だったのは、昔は細身長身でめちゃイケてたのが転勤前にはだいぶ太ってオッサン入りかけてたんですが、さらに顔も体も1.5倍くらいになり、オッサン度に拍車がかかっていた事。 「先生は全然変わらんなぁ。むしろ若なったんちゃう?」って言われましたけど…。そうかな? こんな時って本当に美容の仕事に転向して良かったなぁ…って思いますね…(^_^)。昔は整形外科が専門だったから、そのままだったら患者さんって基本的に近所のおじいちゃん・おばあちゃんが多いし、一気に老け込んでただろうなぁ…しみじみ。

皆様も親戚の子供さんとかに久しぶりに会うと、急に成長して大人びてたりしてて驚いた事ありませんか?「あれれ! この前まであんなに小さな悪ガキだったのに、もうこんなに大きくなったの??」なんて言うと「あのねぇ、おばちゃん…だって最後に会ったのはもう10年前でしょ?」なんていう会話ありますよね。でもその子のお母さんは毎日子供と会っているので「え? そんなに成長した? 前と変わらないでしょ?」みたいな反応になります。 毎日顔を合わせていると変化が少しずつなので慣れてしまい「成長感」や「老け込んだ感」ってあまり感じないのですが、久しぶりに会うと中間の変化が飛んじゃってるので、久しぶりに同級生に会ったりすると「ありゃ! 昔はジャニーズばりの美少年だったのに、こんな仕上がりになっちゃったの??」っていう事がままあります。 当院の患者様にも「センセ…2週間後に同窓会なんですよ…それまでにバリッと即効性のある若返り注射お願いします!」みたいに駆け込んで来る方が時々おられます。(さすがに2週間で確実に効果を出すという事になるとできる事が限られてきますので、できればもうちょっとお早めにお越しくださいね…(^_^;)やはり皆様も久しぶりに会う方に「老け込んだねぇ…」って言われると落ち込むと思いますし、「いやぁ…○○さんって相変わらず若いねぇ。昔と全然変わらないじゃない!」って言われると、文句なしに嬉しいもんだと思います。

私は仕事柄、すでに何千人という患者様のお顔の悩みをお聞きし、改善のお手伝いをしてきました。その経験の中で分析すると、若い方の要望は圧倒的に「美人になりたい」というものです。美人と不美人を分ける最大のポイントは骨格と各パーツ(目や鼻など)の配置比率にあります。骨格と配置比率を変えようとすると、どうしても美容整形手術をしなければなりません。逆に言うと多くの人は骨格と配置比率を黄金比にできれば大抵の人が「美人顔」になるというのも事実で、実際韓国のアイドルやミスコンに出る人達の顔がほとんど同じに見えるのは皆さん同じ概念で美容整形手術をしているからですね。 一方で40歳を超えてある程度の年齢になってくると「美人になりたい」というよりは「若く見られたい」に要望が変わっていきます。考えてみればこれは当たり前で、若い女性のモチベーションって「男性にモテたい」って事が大きいですもんね。男性と違って女性は沢山の異性をはべらせたいとは思ってないけど、沢山の男性を惹きつけておいて最高の一人を選べる状態にしたい…っていうのが本音ではないでしょうか?(かぐや姫だってディズニーの物語だって女の子がときめくお話は全部、いろいろな人にプロポーズされるものの最後には最高の一人と結婚できる…って事ですもんね…(^_^)。ああ…羨ましい!)ところが年齢が高くなると男性を惹きつけたいというお色気系モチベーションは減っていく代わりに、周りの人から「いつまでも若いね!」って言われたいモチベーションがどんどん上がっていくように思います。実は若いね…と言われる為の最大のポイントは骨格や配置比率ではなく、「顔の皮膚の状態」がほとんどと言っていいと思います。早い話がシミ・くすみ・シワ・たるみ・クマの問題です。骨格や比率は配置換えしなくても(なんだか福笑いのゲームみたいな言い方で恐縮ですが…)年齢が上がっていけば不美人という見方にはならず「個性」として逆にしっくりとその人に合った状態になります。
なので私は年齢が上がってからの美容整形は不要と考えています。逆に年を取って骨格をいじったり配置比率を変更すると必ず不自然な状態になります。私から見れば「あ…美容整形したな!」っていうのが一発で分かりますし、「せっかく年を取ってしっくり来ていたのに残念な事してるな…」って思う芸能人の方も沢山います。 そんな訳で40歳を過ぎたら皮膚の状態を改善すべきで、それには注射やトレチノイン・プラセンタなどの方が手術よりずっと確実に効きます。私も整形外科医時代は手術は結構得意だったんですが、それはやめてしまいもっぱら注射と外用剤、そしてプラセンタなどの点滴や内服による体の中からの改善に取り組むようになったのはこの為です。自分自身もこの年齢になり、実際に同窓会などに出て皆さんの声を聞いても選択肢は間違ってなかったな…ってつくづく思います。
話は変わりますが…。もう一人久しぶりに再会したのは、昔美容系メーカーの営業だった女性、Fさん。彼女がまだ20代だった頃、セミナーで知り合ってから妙になついてくれ、一緒にご飯に行ったり、誕生日には可愛いプレゼントをくれたりしていました。彼女はその後会社を辞めて美容クリニックの立ち上げにかかわった後、結婚して連絡が取れなくなっていましたが、FBで「友達かも」に出てきたので懐かしくなって連絡を取ってみると即レスが。 「先生、ご無沙汰しています! お元気ですか?」今は東京の制作会社で仕事をしているそうで、「美容とは離れてしまいましたが、私も今年40歳…アンチエイジングの必要性にやっと気付きました」…えーっ、若かった彼女がもう40歳? 月日の経つのはほんと早いですねぇ…。ちょうど東京出張前だったので、久しぶりに東京で会う事になったのです。彼女の友人が経営する銀座のお洒落バーで待ち合わせ。「わ~、センセー、お久しぶりです~! 懐かしい~! センセー、全然変わってない~!! わ~、嬉しい~!!」彼女の可愛いノリの良さも変わっていません。 「センセー、これプレゼント! クリスマスバージョンで可愛かったから~!」と、昔のようにチョコのプレゼントまでくれて、出張治療の話をすると「それ、面白~い! やりましょうか! 私、お手伝いしますよ!」って言ってくれました。さすがクリニックの立ち上げにかかわった彼女です。「人を集めるには今はやっぱりSNSですよ! インスタとかで情報発信して、『何なにそれ?面白~い!』ってなるとホームページも見てくれるんですよね!」と早速SNSの資料を送ってくれました。しかし韓流B君亡き後、昭和のスタッフが多い当院では誰もインスタとかした事がありません。前途多難ですが、頑張るっきゃない!!って感じです。

しかしこの久々の再会の3/4がFBがきっかけなんですから、やはり彼女の言うようにこれからはSNSを使いこなさないといけないんでしょうねぇ。私も新しいものについていくのは必死です。だって「若いねぇ」って言われる為には皮膚の状態を改善するだけでなく、本当に若い人と交流して常に新しい考えを入れていく…って事も同じ位必要だと思うからです。これも過去に何千人もの患者様を診てきた経験から本当にそう思います。やっぱり「見た目が若い人は気持ちも若い」のです。見た目が若いから人生にポジティブになって新しいものを取り入れられるのか、精神的に若いから見た目が若くなるのか分かりませんが、この2つは明らかに相関関係があると思います。 近年は世の中の変化も激しくなり、環境が激変するせいかうつ病などを患う人も増えていますよね。本当の精神疾患は精神科の先生に相談すべきですが、多くの人が感じる「なんかやる気が出ない」とか「ポジティブになれない」というケースには「見た目を若返らせる」事ほどポジティブになれる特効薬はないのではないかと思います。当院の患者様でも治療の効果が出た場合には「センセ! この前、同級生に『あんた最近若返ったんちゃう? 何かあったん?』って言われたんですよぉ!」って子供のようにはしゃいで喜ぶ方もおられ、その時の笑顔は忘れられません。 まだ保守的で美容医療を良く思っていない人もいるかと思いますが、私はこの仕事をしてきて「見た目が若くなったら精神面に良い影響を与えてその人がポジティブになる」例を何回も見てきました。新しい年になり「今年こそは何かしたい」と思っても、なかなかやる気が起きないって方おられませんか? 私の一番のお勧めは「まず外見を変えて若返りを目指す」事です。これは決して当院の宣伝ではなく、服装とかメイクでも良いと思います。周りの人に「へぇ…最近なんか若返ったね」って言われるようになると、内面のエネルギーがついて出てくるはずです。 2018年は「まず一番に若返りにチャレンジしてみませんか?」私も勿論更なる若返りを目指しますし、それを応援できるクリニックを目指します!! 今年も宜しくお願い致します。
