柴田式PRP注入療法 部位別・濃度順成績報告
さらに効果的なPRP注入療法の開発のため、再度モニター募集開始!

  


S様(48歳) 柴田式PRP注入前 (2007年)3回注入後 (2009年)

2008年7月~2010年3月に、目の周囲・頬・口元に柴田式PRP注入療法を受けられた90人の方の成績をPRPの血小板濃度順にまとめました。

 

当院では2006年のモニター試験の結果、PRPの血小板濃度が40万/μL以下の場合はシワ・クマ・たるみにはほとんど効果が認められず、血小板濃度が150万以上の場合、特に200万前後で著明な効果が認められたため、血小板濃度200万/μLを目標としてPRPを作製し、2009年5月までは主に1回遠心法を行ってきました。


表1は1回遠心法で行ったPRP注入療法の目の周囲のシワやクマに対する臨床効果を患者様の実感と写真比較を元に、著明に改善・改善・少し改善・変化なしの4段階で評価し、PRPの血小板濃度順にまとめたものです。PRPの血小板濃度が150~250万/μLでは「著明に改善」は86%であるのに対し、250万以上では50%、150万以下では25%とかなり少なくなっています。


表2は1回遠心法での頬・口周りのシワ・たるみに対する臨床効果です。PRPの血小板濃度が200万/μL以上では「著明に改善」が92%と良好な結果が得られましたが、200万未満では「著明に改善」は20%と急に少なくなっています。

 

表1. <1回遠心法 濃度順成績報告:目の周囲>   *表をクリックすると拡大されます。

表2.<1回遠心法 濃度順成績報告:頬・口元>


 

1回遠心法では元の血液の血小板濃度が低い人ではPRPの血小板濃度を上げきれず、100万以下になると頬や口元のシワ・たるみは少し改善したのみで、著明な効果は認められませんでした。また、1回遠心法では血小板濃度を正確に調整しにくかったため濃度が上がりすぎる事があり、270万以上になった6人中2人で、1ヶ月ほど注入部位がわずかに盛り上がるという現象が起きたため、2009年6月より血小板濃度を調整しやすい2回遠心法に切り替えました。


表3は2回遠心法に切り替えてからの目の周囲のシワやクマに対する臨床効果です。2回遠心法ではPRPの血小板濃度を200万前後に調整できるようになり、良好な結果を得ています。


表4は2回遠心法の頬・口周りのシワ・たるみに対する臨床効果です。その中でも、小ジワが少し改善したのみで満足度が低かった方は、2回遠心法に切り替えた初期でPRPの血小板濃度を低く調整しすぎたためと思われました。これらの統計結果からも、PRP注入療法の臨床効果はPRPの血小板濃度に左右されると考えられます。

 

表3.<2回遠心法 濃度順成績報告:目の周囲>

表4. <2回遠心法 濃度順成績報告:頬・口元>


 

表5はPRPの血小板濃度別に改善度をまとめたものです。血小板濃度が100万以下の場合は著明な改善は認められず、血小板濃度が200~250万の場合に著明な改善が最も多く認められました。

 

表5. <目の周囲・頬・口元> 90例

PRPの血小板濃度著明に改善 改善 少し改善
50~100×104/μL0% 0% 100%
100~150×104/μL10% 80% 10%
150~200×104/μL67% 33% 0%
200~250×104/μL81% 19% 0%
250~350×104/μL56% 44% 0%

 

モニター募集

これらの結果を元に今後さらに効果的なPRP注入療法を開発するため、再度モニター試験を行う事といたしました。今回は写真撮影以外にも計測機器を用いてシワやたるみの客観的評価を行いたいと思いますので、検査の都合上、指定の日時に来院できる方・半顔試験が可能な方を優先させていただき、申し込み期限は7月7日、定員は10名とさせていただきます。また今回のモニター試験は費用と手間がかかりますので、血液検査代15000円と預かり金2万円をいただきます。預かり金は注入6ヵ月後まできちんと通院していただいた方には返却いたします。診察時にはメイクを落としての写真撮影と各種検査をさせていただき、写真や検査データはホームページやお知らせ・学会発表などに使用させていただきますのでご了承ください。詳しくはクリニックまでお問い合わせくださいませ。