第180回「良い出会いを求めて…」

  

こんにちは! 柴田美容皮膚科クリニックの柴田です。今年の冬は本当に寒いですねぇ。皆様はいかがお過ごしでしょうか?

私はと言えば…元旦からひいた風邪が今年はかなり長引いてしまいました。こんな寒い冬に暖房と自動ドアが壊れ、その影響もあったのかな…。暖房は11月から効きが悪く、去年までは暖房を入れたら暑いくらいだったので絶対におかしいと思って、何度もクリニックの物件を借りている管理会社に訴えたんですが、のらりくらりと全然対応してくれません。そんな時に自動ドアは一時開けっ放しにしないと患者様が入れなくなり、自動ドア屋さんに応急処置をしてもらうまでは外気が吹き込んでめちゃ寒い状態に…。

管理会社は12月になっても暖房の対応をしようとしないので「対応してくれるまで家賃を払わない!」と言うとやっと重い腰を上げましたが、それでも調査に来たのが1月中旬。その結果1つの吹き出し口から温風が出ていない事が分かったんですが、「図面がないのでこれ以上分からない」とか言う始末。暖房用の吹き出し口から温風が出てなければ、故障に決まってるやないか! あまりにも対応が悪いので、移転の時に内装工事を頼んだDさんに頼んでこちらで調査をする事にし、赤外線ストーブもこちらで買いました。後で絶対請求してやる!…と意気込んでおります…(^_^;)。

皆様の中にも「なんだかこのクリニック寒いわねぇ…」と思われている方がいらっしゃるかもしれませんが、このような事情ですので、今暫くご辛抱をお願い致します…m(__)m。

 

 

さて、管理会社とのハードネゴシエーションを行いながらも、先月号でお伝えした潜入調査の続きに東京に行ってきました。「粘膜から引き締める」という「スマイルリフト」を試すのが目的です。目的は潜入調査なんですが、東京に行くとなれば東京K氏グルメを抜きにするというのはありえません。(毎回何しに行ってるのやら…)

今回東京に行く日は大雪で、K氏と新年会の約束をしてたんですが東京駅のタクシー乗り場は長蛇の列。K氏に「遅れそう」と電話を入れると、「ホテルにチェックインせずにそのまま来たらどうですか?」でもその日は午前は仕事だったので仕事着のままで、K氏が連れて行ってくれるフレンチレストランに行くような恰好ではありません。ホテルにディナー用の服を送っていたので「やっぱり着替えてから行く~」と無理を聞いてもらったんですが、ホテルに着くと荷物が届いてないではないか! えーっ、なんで~?! ヤマトの営業所では「午前には着かないかもしれません」とは言われたけど、夜にも着かないなんて言われなかったのに!! ホテルで荷物の追跡をしてもらったらまだ東京にも着いていないとか。大雪はこんな形でも影響を出すのか…。お蔭で大遅刻の上、普段着もどきで新年会に行く羽目になってしまいました。

その日はK氏と東京在住の後輩も一緒の予定だったんですが、レストランに向かうタクシーから「先に始めてください」と電話したら「その辺ならあと10分くらいで着くでしょうから、飲みながら待ってますよ」との事。着いた頃には2人でシャンパンがほぼ1本空きかけていて、K氏は後輩の事を「もう途中で腹減って吉野家につゆだく食いに行くって言いだして大変でしたよ!」後輩はあせって「そ、そんな事言ってませんよ~」突き出しのクラッカーだけでシャンパン1本空けたので2人はもうかなりのご機嫌状態で、K氏にはその調子で散々いじめられる事になってしまいました…(^_^;)。

 

 

翌日はスマイルリフトの体験に水道橋のクリニックに。口の中は熱いお茶が飲めるように皮膚よりも熱さを感じにくいので、口の中から照射するスマイルリフトは痛くないんだとか。確かにレーザーの痛みに弱い私でも我慢できました。スマイルリフトの機器はモードを替えると皮膚表面からも当てられてたるみ治療ができる他、シミや美肌に効くピーリングモードもあるみたいです。口の中からだとフェイスラインには当てられないので、そこは皮膚表面から当てるとの事。ピーリングモードは強くすると2~3日後から皮が剥けるけど1週間くらいでツルツルになるという事で、3種類のモードで試してもらいました。直後は赤くなりますが、それほどダウンタイムは長くない感じです。

 

 

その後八丁堀のSクリニックに潜入調査へ。ここは骨髄幹細胞由来のサイトカイン療法を取り入れているので、話を聞こうと思ったのです。潜入調査と言っても、Sクリニックは保険証の提示がないと受診できないと言われたので本名で行きました。面は割れなかったようですが…(^^)。かなり広いクリニックでしたが、ゴージャスな感じはなく一般的な皮膚科の感じ。問診票を書いた後、洗顔して器械でお肌の写真を撮られます。(でも診察の時はその写真が活用されているようには感じませんでしたが…。)院長は手術とか糸のリフトとかをやりまくってる感じの綺麗だけど派手な雰囲気の女医さんでした。

「お肌にちょっと赤みが出られててセンシティヴな感じですね…。洗顔をしすぎていませんか?」赤みが出てるのは体験のレーザーを受けてきたばかりだからとは言えず…。「洗顔は1日1回で十分です。夜お化粧を落としたら、朝は水洗いだけで十分。肌荒れしてる方は洗い過ぎの事が多いんですよね」うむ。それはそうかも。

 

 

「敏感肌やアレルギーの方には、プラズマがお勧めですよ」プラズマとは、気体を構成する分子が電離し陽イオンと電子に分かれて運動している状態で、電離した気体というものらしい。プラズマを照射すると皮膚に美容液などが浸透しやすくなるため、そこにサイトカインを浸透させるという理屈のようです。

しかし骨髄幹細胞由来のサイトカインは、それを輸入している業者に聞くと、滅菌していないので注射には使えないという事だったので、「これは滅菌してないって聞いたんですけど…」と言うと、院長は「滅菌はしています! 医薬品なので」あれ? 輸入業者は「化粧品扱いなので滅菌してない」って言ってたけどなぁ。だから注射じゃなくてダーマローラーとかで皮膚を傷つけた後で塗布するに留めるという事だったんですが…。「ではどうして注射には使わないんですか?」と聞くと「効果が強すぎて腫れるので…」うむ…メーカーか輸入業者がそんな説明してるのかな?

「今一番気になるのはどこですか?」と聞かれたので「食いしばりが酷かったのでえらボトックスをしたら、頬がたるんだ気がして」と言うと「40代以上でえらボトックスをすると必ずたるみます。その場合は糸で引き上げるか、頬のコケにヒアルロン酸を注入するかですね」と、糸のリフトと頬のコケにヒアルロン酸注入を勧められました。

 

 

ここのクリニックは土地柄か、前回潜入した表参道のEクリニックより治療費はかなりリーズナブル。Eクリニックではサイトカインのメソセラピーは1回20万円でしたが、ここはプラズマ+骨髄のサイトカイン塗布で2万5千円、脂肪幹細胞のサイトカイン塗布だと1万5千円。ダーマペン+サイトカイン塗布でも5万円なので1/4~1/10のお値段です。院長曰くは、PRPよりも脂肪幹細胞のサイトカイン療法が、脂肪よりも骨髄幹細胞のサイトカイン療法が効果があるが、脂肪幹細胞の方も安いので人気があるとか。PRPはもうやっていないそうです。やっぱり書類が大変だったんですかね。でもサイトカイン療法も、もう少し調べてみる必要がありそうです。

さて、東京から帰って2~3日してもピーリング後の皮膚剥離が起こりません。あれ? 何も変化ないなぁ…と思っていたら、1週間後から皮膚が剥けてきました。1週間ほどして剥離は落ち着きましたが、ツルピカとまではいきません。若干シミが薄くなってキメが細かくなったかな?とは思いましたが、これならリジュランの方が実感あるなぁ。そして引き締め効果は出過ぎたのか、頬がさらにこけた感じになってしまいました。1千万円以上する機器なのに、高けりゃいいってもんでもなさそうです。勿論、効果は個人差があるんでしょうけど。

 

 

折しも季節はバレンタイン。今年もご褒美を兼ねていろいろなチョコを取り寄せてみましたが、ブランドの高級チョコより一番安いチョコの方が美味しかったり…。いつも大丸のバレンタインデーコーナーで見かける一番高い有名ブランドBのチョコなんて本当に小さなひとかけらが1500円もします。昔一粒いただいた事があるのですが、お味の方はなんだかフツー…。チョコについてるブランドのロゴはやたら立派なんですけどね…(^_^;)。やっぱりなかなかロッテのラミーを上回る高コスパチョコには出会えないままです。チョコも美容医療も高けりゃいいってもんでもなさそうですね。

 

 

さて、冒頭の管理会社とのネゴシエーションの件ですけど、当初エアコンが全然効かないので管理会社にそちらで修理して欲しいとお願いしたのです。ところが管理会社の返答は「エアコンの修理はテナントの責任で行うという事になっているし契約書にもそう書いている」の一点張りで対応する気はゼロ…。エアコンの対応がテナント持ちと言っても、皆様ご存知の通り当院は大きな商業ビルの中に入っていて、個室以外の空調はマンションのエアコンのように自分で装着できるものではなく、ビル全体のセントラルヒーティングの一環として存在しています。いわば建物と一体化している訳でして、消耗品の取替なら話は分かりますが、そもそもセントラルヒーティングが正常稼働していないというような大元の設備をテナント側がなんとかできるものではありません。

あまりにも理不尽な対応に、こちらもインターネットで弁護士に相談できるサイトに投稿してみました。そうしたところ対応してくれた弁護士さんが親切に「通常利用の経年劣化による付帯設備更新の責任は大家にある」という判例をいくつか出してきてくれて、その弁護士さんの名前で管理会社に文書でクレームを出してもいいという事に。その文書を出したところ効果テキメンで、ようやく管理会社も自分達にも責任があるという事で対応に動き出してくれました。(ただ、ようやく動き出した…って事で対応は遅く、とても満足できるレベルではありませんが、それでも「全く責任はない」と言い張っていた事から比べると大きな進歩ではありますね。)

このネットで相談した弁護士さんは結局一度も会う事はなく、ネットでの相談だけなので料金も格安、しかも効果テキメン…。う~ん、少なくとも私の人生で過去何度か弁護士さんに仕事を依頼した中で、こんなにコスパが良かった事はないですね。大体、旧態依然とした弁護士の大先生は、相談があるとまず「じゃ、事務所に来てください。会って話をしましょう」って感じでアポイント取るのも時間かかるし、話も長いし、おまけにすぐに訴訟しようって言うし、お金かかるし…っていい思いをした事はほとんどなかったので、えらい違いです。

 

 

チョコと弁護士の先生を比較するのは失礼ですがやっぱり本質は同じで、値段が高いからいい仕事をするとは限らないし、何よりも依頼する側が「何を望んでいるのか、最低限この効果があれば他は自分でするので必要ない」というような事を把握し、きちんと計画を立てて依頼するとコストパフォーマンスが非常に良い人に巡り合う事ができるんだな…と思いました。恐らく美容に関しても同じようなところがあって、「私は何をどうしたい。改善のレベルはこの程度でそれ以上の事は改善されるに越した事はないが、このレベルの結果が出れば一定の満足ができる」というような事をはっきりと意識して自分に合うクリニックを探せば、満足のいくところに巡り合う事ができると思います。

逆にサービスを提供する側もこの値段であれば提供できるサービスはここまで…とはっきりさせる事によって、治療を望む人と良いマッチングができるんだろうな…と思いました。私も値段は何でも安ければいいという感覚は持っていません。ただし、出費と得られるパフォーマンスのバランスが満足いくかどうかが最も大切な事だと感じています。これからも当院は値段と得られる期待値をできる限り分かりやすく明確にして、治療を望む患者様との良いマッチングを心がけたいと思っております。今後共宜しくお願い致します。