第62回 (2008年05月) 「未来への道」

  

こんにちは、異人館通クリニックの柴田です。ずいぶん暖かくなり、新緑が綺麗な季節になってきましたね。皆様はいかがお過ごしでしょうか。 最近は石油の高騰ですべてが値上がりしていますよね。そのあおりで連休の旅行など控える人も増えるのではないか、と言われているようですが…。皆様は、どうかよい連休をお過ごしください。

私は実は働き出してから、連休に旅行というものをした事がありません。勤務医時代は5月の連休明けにいつも学会があり、連休は学会準備で目の回るような忙しさ…なのに世間はお休みで、スライド屋さん(当時は学会発表にスライドを使っていました。今はすべてノートパソコンですけれど…)も休みのため「これでは学会に間に合わない!」というような窮地に陥ったこともしばしば。いつも切羽詰って戦争のようになり、「この連休さえなければ…」と毎年連休を恨んでいたものです。(もっと早く準備してたらええっちゅうもんですが、なかなかそれができないのが実情でして…。)そう言えば手術のビデオを作るのに、連休に3 日間徹夜したこともありました。ビデオの編集を頼んだIT関係の会社の人も、「連休ってほんとに要りませんよね。仕事が進まなくって困るんですよ…」とぼやいていたのを思い出します。開業してからは、連休を利用して治療を受けたいという方もおられるのであまり長くは休めませんでしたが、幸い連休を恨むことはなくなっていました。しかし、今年はまたこの連休を恨む羽目になってしまったのです。

先月号でお伝えしたように、異人館通クリニックは4月末で閉院し、5月からシミ・シワ治療に専門特化し、より安全で確実な効果を出せる治療法を研究開発する研究所兼クリニックとして「柴田シミ・シワ専門クリニック」を三宮駅前に新規オープンすることにしました。そして異人館通クリニックをオープンしたのと同じ5月19日に「柴田シミ・シワ専門クリニック」をオープンさせたいと思っていたのですが、いろいろなトラブルに加えて連休が邪魔をして、夢の7年目同日オープンができなくなってしまったのです。先月号では移転の経過をブログでもお知らせします…と書いておきながら、バタバタしているうちにブログを書かないまま1ヶ月が過ぎてしまいました…ごめんなさい。どんなトラブルがあったかを少しだけ(?)愚痴らせていただくと… まず、新クリニックの場所として借りる物件の契約が難航。商業ビルではよくあることらしいのですが、法人のオーナーがかなり無理な条件を押し付けてくる。異議申し立てをすると、オーナーの神戸店長が不動産部門の経験が浅いということで、いちいち東京の本社に聞きに行くので契約そのものが延び延びに…。こちらが痺れを切らして「決裁権のある人とテレビ会議(最近はパソコンを使ってテレビ会議ってできるんですよね~。便利な世の中になったものです)をさせてください!」と言うと、やっと事が進んで契約にこぎつけることができました。

62_2.jpg

契約が済まないと設計や工事にもかかれないので、知り合いの設計士さんに待機してもらってたのですが、いざ工事…という段階になり、管理組合に許可を取りに行くと… べらぼうに広い管理事務所に、それぞれの係というお爺ちゃんみたいな人が何人も出てくる、出てくる…。そしてあれするな、これするなと規制の厳しいこと! 設計士さんも工事の業者さんもお手上げ状態。当初は設計に2週間、工事に3週間という予定だったのですが、「これは3週間では無理ですわ…。連休も挟むし…」と音をあげられ、泣く泣く7年目オープンをあきらめた… という訳で、6年ぶりに連休を恨むことになってしまったのです。しかしあんなにたくさん管理組合の人って要るのかな。なんか暇そうな人もいっぱいいたけど…。あのお爺ちゃんたちのために何十万も管理費を払うんだなあって思うと、もうちょっと組織をスリムにして欲しいって思っちゃいます。お役所みたいなもんですね。

62_3.jpg

さて、工事の予定も決まったし引越しの日取りを…と思うと、今度は旧クリニックの建物のオーナーとのトラブルが…。当初は4月末に退去予定だったのですが、原状回復工事が済むまで家賃が発生すると言われたので退去を1ヶ月延ばし、原状回復工事は通常1週間くらいで済むので、5月25日に引越し予定としました。本来なら改装した業者に原状回復も頼むのですがそこが倒産してしまったので、ビルの管理会社とオーナーから業者を紹介され、管理会社とオーナー・業者が見積にやってきたのですが…
「わあ、えらいことになってるわ!こりゃ大変」とオーナー。
「え?」 改装した業者はすべてオーナーに許可を取ったはず。それなのに「あそこもここも変わってる!こら改装費よりずっとかかるなあ!」と大騒ぎ。
(そんなあほな。改装費より原状回復費の方がかかるなんて聞いたことないよ。)

改装時にはうちの退去後は住居にするからシステムキッチンを付けろと言ったくせに、元あったデザイン事務所そっくりに変えろと言うのです。システムキッチンも元のミニキッチンに替えろとか、間仕切りを取ったらビスの穴が開くからフローリングを全面張り替えろとか、茶色のドアを白く塗ったのは塗り替えるだけでは木目調が戻らないからドアごと替えろとか…。業者も「ドアも塗るだけではそら無理ですねえ!…(揉手)」とか、調子を合わせてる。しかも次に入る予定のところは同じクリニックだとか。デザイン事務所に戻して、また次のクリニックに改装させたら倍儲かりますよね。「改装した業者には連絡が付かない」と言ってたくせに、ではこちらから連絡を取ると言うと、「実は連絡は取れてオーナーが頼んだんですが断られたんです」と翻す。改装した業者さんに連絡を取ると、オーナーから最近連絡はなく、改装時にはやはり退去後は住居にすると言っていた、と。「すべて許可も取ったし、原状回復にそんなにお金がかかるような改装はしていません」と言われました…はぁ…。

62_4.jpg

なんやかんやとトラブルはありましたが、「柴田シミ・シワ専門クリニック」の設計と工事は着々と進んでいます。場所は三宮駅南側、サンプラザ3階になります。駅から直結していますので、雨にも濡れずにお越しいただけます。(今までの急な坂を登っていただく立地とは雲泥の差! 皆様のご不便を考えると、いつか便利なところに…と思っていたので、長年の夢が叶いました。)サンプラザはマルイの西隣の商業ビルで、センター街の星電社の北向かいです。星電社の向かいの入口からエスカレーターを3階まで上がっていただき、左側に進んでいただくと新クリニックは4軒目になります。隣がネイルやマッサージなどのビューティーサロン、向かいが宝石店です。3階はビューティフロアというらしく、エステやネイルのお店が集まっています。他にも靴屋さん・呉服屋さん・眼科・歯科・内科のクリニックなどもあり、他の階にはブティックやレストランが軒を連ね、リフレクソロジーから本・カメラ・DVD・携帯などいろいろなお店がありますので、クリニックに来ていただいた前後にはお買い物にも休憩にも不自由しませんし、待ち時間ができても暇つぶしには事欠かない便利な立地です。今までは時々「マッサージが近くにあったらねー」と言われていましたがそれも叶いますし、マッサージどころか何でもあります。

62_5.jpg

その一角で、新クリニックの入口はガラスの自動ドアと木目調の素敵な壁。クリニック名は大理石に刻みます。新クリニックでは治療と共に、院長は研究所長、スタッフは研究員として共にシミ・シワ治療の研究に取り組み、効果と安全性を追求した治療法を開発していきますので、大きな研究室を作ります。研究室はガラス張りで、「24」のジャック・バウアーがいた指令室のような縦のブラインド付き。普段はブラインドは半開きで、通路や受付から研究風景がかいま見える感じで、皆様にも研究風景をご覧いただけます。研究室には滅菌機やPRP(多血小板血漿)作製用の遠心分離機などの機械と広い作業台、研究や勉強会用の大きなテーブルを備え、研究しやすいように各研究員がノートパソコンを使えるようにする予定です。

62_6.jpg

また、診察室兼処置室としてベッドと椅子・テーブル・洗面台の付いた4つの個室を備え、リカバリースペースも完備しますので、皆様には今までのように広い待合で素顔のままで待っていただくこともなくなり、診察室と処置室のベッドを行き来していただくこともなくなります。待合の椅子やリカバリースペースはパーテーションで区切りますので、プライバシーはほぼ完全に確保できますし、個室やリカバリースペースではパーソナルモニターでビデオなどもお楽しみいただく予定です。待合とリカバリースペースの向かいには自由にお飲み物を取っていただける器械を置き、各スペースには小さなテーブルも用意しますので、そこでコーヒーや紅茶をお飲みいただけます。お飲み物は、行く行くは研究員が研究開発したシミやシワに効くお茶なども置こうと思っています。

62_7.jpg

診療の流れとしては、例えばメソリフトでご来院の場合、受付で診察券を出していただいたらすぐに個室に入っていただき、洗顔後、時間があればビデオでも見ながらお待ちいただきます。そこにカメラとタブレットPCを持って私が伺って診察し、写真撮影の後ベッドで麻酔、施術、パックをし、その後しばらく休まれたい方はリカバリースペースで休んでいただきます。お帰りは受付で会計・予約となります。点滴だけの方はすぐにパーテーションで区切ったリクライニングシートへ。診察や相談なしで同じ点滴をされる方には割引制度も作ろうかなと思っています。

個室とリカバリースペースにはインターフォンをつけ、いつでもお呼びいただけるようにして、研究員と私はPHSのように小さなコードレスの内線電話を携帯して連絡を密にします。慣れれば今までよりもはるかに効率良く診療ができ、皆様にも快適に治療を受けていただけると思います。

62_8.jpg

新クリニックの周り、三宮周辺のお店は水曜日が休みのところが多いのと、休日前に治療を受けたいという方が多いので、皆様の便宜を考えてクリニックの休診日を木曜日から水曜日に変更し、診療時間も11時~14時と16時~20時に変更して会社のお昼休みやお仕事帰りにもご来院いただけるように配慮しました。その他火・土・祝日の午後が休診になりますが、火曜日の午後は研究日にあてるので、研究員となったスタッフと共に、思いっきり研究開発に取り組めるのが今から楽しみです。6月からはいよいよ、ほぼ1年をかけて研究開発した皆様お待ちかねの「柴田式PRP注入療法」をメニュー化します。PRPの更なる改良や新しい治療の研究など、やりたいことはいっぱいあるので、新しくできる研究室で思う存分研究したいと思っています。

7年目の同日オープンは阻まれてしまいましたが、新クリニックオープンの準備はこのように着々と進み、なんとか5月29日オープンというところまでこぎつけました。皆様には1ヶ月のお休みをいただくことになりご不便をおかけしますが、とても素敵なクリニックになりそうですので、楽しみにお待ちください。
異人館通クリニックのアンティーク家具はアンティークがお好きな方に格安でお譲りしちゃいます。興味のある方はご連絡くださいね。
そうそう、先月号で予告したオープン記念企画の報告をしなくてはいけませんね。夢ふくらむ「未来への道」を歩み始める門出を祝して、今一番人気のエセリスカクテルを6月末まで半額で提供させていただきます。「柴田シミ・シワ専門クリニック」と共に、皆様も「綺麗への道」を歩んでくださいね!