第194回「失敗は成功の元(正しく反省すれば…(^_^;)」

こんにちは! 柴田エイジングケア・美容クリニックの柴田です。桜の時期はまだ肌寒かったですが、やっと暖かくなってきましたね。皆様はお花見には行かれましたか? この桜の満開の季節に新しいクリニックをなんとかオープンする事ができました。これも皆様のご理解とご支援があったお蔭と本当に感謝で一杯です。いろいろな方に支えられて、紆余曲折ありながらもここまでこれたのは奇跡だな…と自分でも思います。本当に多くの方の協力とご支援で新クリニックの移転も終わったのですが…ここだけの話、勿論そんなにスムーズに物事が運んだ訳ではありません。なんか愚痴っぽくなるかもしれませんが、今回は移転の裏話を少し書かせていただこうと思います。

 

 

例年この季節はモナコで行われるアンチエイジングの学会に出席してるんですが、今年は移転のバタバタでキャンセル。せめてもの憂さ晴らしとして芦屋までお花見に行ってきました。「もう…こんなんやってられへん!」って感じで憂さが溜まっていたので、せめてお花見とグルメくらいはさせてもらわねば…って事でお花見に行きました。その時期の一番の問題はホームページの制作です。デザインは内装会社のKiさんの紹介でWEBデザイナーのMさんにお願いしたのでなかなか良かったんですが…。ホームページにはデザインだけではなくコーディングというサイトを制作するための作業が要るので、エンジニアと呼ばれる人が必要なんですが、そのエンジニアがどうもいけてない。Mさんは一人で会社をされてるので、他の会社のエンジニアと組んで仕事をされているようですが…。まず旧クリニックは3月22日に移転のため一旦閉院したので、23日に新しいホームページをアップしたかったのですが間に合わないと言われたため「新クリニック間もなくオープン!」というような仮トップページを作って、旧サイトのどのページにアクセスしてもトップページにリダイレクト(自動的に他のウェブページに転送される事)するようにして欲しいと頼んだのに、何だかんだ理由を付けてしてくれません。前のホームページが残っているので閉院したと思わず連絡してくる患者様も多くて困っていると、WEBに詳しい友人Mが「エンジニアなら絶対に分かるリダイレクトの方法を教えてあげるから」とメールに書いてくれました。「エンジニアと直接やり取りさせて欲しい」と言ったのに拒まれたので、友人Mからのメールを転送したのにまだ「リダイレクトの作業をすると本サイトのアップが遅れるから」とごね、時間的に無理だという事を繰り返します。(私も実際のところはよく分からないんですが、友人Mに言わせると、 「できないとかあり得ない!! 何それ??」って言ってましたが…。)さんざんごねられたあげく「26日にアップするので」という連絡が来たのが25日。仕方なく「本当に明日アップできるならリダイレクトは諦めます」と妥協したんですが…。

 

 

ところが、ホームページがアップされるはずの26日になっても何の連絡もありません。電話も全然繋がらないし、メールしても返信もない。「どうなってんの??」と怒っていると、27日になってしれっと確認用のURL(ホームページアドレス)が送られてきました。確認してみると…原稿はこちらですべて作成して送ったのにも関わらず、間違いだらけ。「原稿コピペするだけやのに、なんでこんな間違ってるん??」写真やグラフの場所やリンクが間違ってたり、スマホで見ると写真がずれてたり、文字やボタンがはみ出て読めなかったり…本当に酷いものでした。おまけに修正も1回の指示では全然直らない。数ヵ所の修正指示を出すと1-2ヵ所しか直ってこないので何回も指示を出さねばならず、その度に全部確認しないといけないのでめちゃくちゃ時間を取られました。なんと1週間以上修正指示に費やし、その間クリニック通信も出せなかったので「もうええ加減にせー! こんなんやったら料金払われへん!」と怒り心頭。だいたいコーディング料が相場の倍くらいで、値切っても3/4くらいにしか下げてこなかったので、相場より高いのに全然あかんやん! そして一番頭に来たのは連絡と対応の悪さです。ただでさえアップが遅れてる上修正に時間がかかってるのに「今日と明日は他の予定が入ってて修正できません」とか言う誠意のなさに唖然としました。その上、ミス以外の修正をいくつか頼んだのを時間がかかった原因のように言ってくるんですが、ホームページの制作が修正なしで済む訳はないし、追加修正よりもミスの方がよっぽど多いやん!! ブツブツ…。

 

 

まぁ…そうやって怒っている真っ最中に桜が今年一番の見頃になったので、憂さ晴らしにお花見に行ったという訳です。そうは言ってもやっぱり日本人。芦屋川の川岸に咲く満開の桜を眺めると怒りも少しずつ治まってきて気分も高揚し、久しぶりに芦屋のイタリアンレストランRに行こうという事に。そのレストランRは芦屋でも結構有名なところで、ウニと人参のムースやパスタが美味しくて、数年前に駅近に移転する前はそれほど高くもなかったので何度か行ったことがありました。しかし移転してからはよくあるパターンで価格も上がり、コースしかなくなってしまったので足が遠のいていたんです。(レストランが有名になったりミシュランガイドで星を取ったりすると、残念な事に必ずそうなっちゃいますよねぇ…)でも料理は美味しかったので、久しぶりに行ってみようかという事になり、当日予約のみリーズナブルなコースがあったのでダメ元で当日電話してみると、土曜日にも拘らず予約が取れたんです! ここまではホントにラッキー。人生悪いことばかりじゃないじゃん!(実はこれはその後に起こる嵐の前の静けさに過ぎなかったのですが…。)

 

 

ウキウキしながら訪れると、移転後はなんと全室完全個室の高級スタイルになっていました。和食だと全室個室ってのもありますが、イタリアンで全室個室ってのはかなり珍しいと思いませんか? そして個室に通されると、最初に何やら煙の経つ大きな箱が運ばれてきたんです。「え、こんなに大きな前菜??」と思いきや、それは「玉手箱」と称するフラワーボックスでした。そしてそのフラワーボックスの中心に小さな黒い物体が…。「おや…? これはもしかして高級キャビア??」と期待するも、なんとそれは「呼び鈴」だったのです(個室の居酒屋に行くとお店の人を呼ぶための呼び鈴が装備されていますよね…あれです)。なんて言うか…まぁいいんですけど、あまりにもたいそうな演出に笑いを隠しきれませんでした…。(運んできたウエイターさんは極めて自慢げな様子でして「是非お写真をどうぞ!!」って言ってましたが、我々の年代でそんな事でいちいち写真撮る訳もなく…。最近はどこもかしこも「インスタ映え」を狙った演出に走っていますねぇ。)そして、その後ドリンクはいつものように泡なしのビールを注文。するとお洒落なグラスのビールが銀盆で運ばれてきたんですが…ここで大事件が勃発! ウェイターが緊張したのか、グラスを私の方に向けて「バッシャン!!」と1杯分のビールをまるまる溢してしまったんです。あまりにも突然の事に「キャー!!」と大声を上げてしまいました。気付いたらビールをグラス一杯分全部浴びてしまい、更にその時は珍しく長いスカートを履いていたので、スカートの半分以上がビショビショに…。生ビールがギンギンに冷えているのは本来は良いなんですが、それが仇となって冷たいのなんのって…。

 

 

「も、申し訳ございません!!」私の叫び声を聞いて、ウェイターの上司らしき人がタオルを持って駆けつけてきます。その状況でうろたえたグラスを倒した張本人は(なんか明らかに鈍くさそうな感じの人だったのですが)気が動転したのか「あ…あの、だ…だ…大丈夫ですか??」とおろおろ。しかしその状況で「大丈夫ですか?」は禁句やんねぇ。「見たら分かるやろ! 大丈夫な訳ないやん!!」と大阪のおばちゃんに怒鳴られてさらにおろおろ。駆けつけた上司はひたすら「申し訳ございません!!」を繰り返しながら誠意的な対応をしつつ、ちょっと鈍くさい張本人を上手くバックヤードに避難させた様子。この上司の人は男性なのにロン毛をポニーテールというちょっと「大丈夫この人? なんの仕事してるの? 絶対銀行員じゃないよね…」って感じの人だったんですが、このような状況には慣れているのか対応としてはまぁ満点ですね。

 

 

まぁ、いずれにしてもビショビショのまま帰る訳にもいかないのでそのまま食事をする事に。タオルを大量に持ってきてもらえたので食事中に半分くらいは乾いてきましたが…。オーナーシェフも謝罪に来てくれて、その日の食事代はタダになりました。(いくら大阪のおばちゃんが入ってるとは言え、私からタダにしてと言った訳ではないですよ…あくまでもオーナーさんが申し出されたのでそれを受け入れたという事で。私の名誉の為にもここだけは言っておかないと…(^_^;)。アクシデントはあったものの料理は結構美味しかったので、一緒にいたMは「いや…今日のコスパは最高じゃん! 儲けもん、儲けもん…」と人の不幸をよそにまたまたご機嫌の様子。一応オーナーシェフには「あのグラスはオシャレだけど安定が悪いから危ないですよね。まぁ、スタッフさんのスキルにも問題あるかもしれませんが…いずれにせよ食事は満足でしたのでまた、寄せてもらいます」と今後の為に少し提言したところ「確かに…グラスの事は今回を機に再検討させていただきます。ただ、今回はどちらかというとあのスタッフのスキルに問題があったかと…」と本音がぽろり。おそらく彼はこれ以外にもいろいろやらかしているんでしょうねぇ…。人を使う難しさは身にしみていますので、ちょっとオーナーさんには同情してしまいました…(^_^)。いずれにしてもミスって誰でもしてしまうので、それはそれで今後はしないように気をつけるとして、ミスをした時はその後の対応次第で良くもなれば悪くもなるものだと思い知らされた出来事でした。

 

 

世の中には、そういう時の対応や優先順位を間違える人が多々いますよね。ホームページのMさんもエンジニアの人も、「先生のクリニックが良くなるようにと頑張ったのに…」という言い分はよく分かるんですが、頑張って早くしようと必死になるあまりに連絡を怠ったのが間違いの元。優先順位が逆ですよね。最初は「見積通りの料金は払えへん!」と言った私にあれこれ言い訳していましたが、「いろいろな事情があってどうしても遅れる時がある事くらい理解できます。私が言ってるのは、遅れるんやったら遅れてしまいますと連絡を先にするのが常識でしょ? それにMさんが窓口になる以上、エンジニアのミスも確認を怠ったMさんの責任と違うん? 言い訳する前にすいませんの一言が先にないの?!」とビシッと言うと、さすがにMさんも「すいません…」とうなだれていました。でもまぁ柴田エイジングケア・美容クリニックが良くなるようにと頑張ってくれた気持ちは分かるし、いろいろ話をしてきちんと反省してもらい、広告のムービーやパンフレットの料金表をサービスしてくれると言うのでなんとか仲直り。Mさんは後日移転のお祝いにドンペリを持って来てくれました。彼も照れながら「花より団子かな、と思て…」。その辺は私を理解してくれているようです(^_^)。勿論私も皆様に完璧な対応ができているとは思えませんので、これらの出来事を糧に私自身もいろいろ反省しなければいけないな…と改めて思った次第です。

 

 

 

さてさて、いろいろとバタバタしましたがなんとか移転も完了し、慣れないながら診療も始めました。最初は引っ越しで必要な物がなくなっていて「あれがない、これがない」とバタバタしたり、変更したばかりの予約や会計のシステムが上手く作動しなかったりと大変でしたが、それも修正してもらいなんとかやっていけそうです。開院祝いにお花をくださった患者様もおられ、感謝感激。この場をお借りして御礼申し上げます。「院長の自宅に招かれたようなプライベートクリニックで、いつまでも元気で綺麗でいられるためのエイジングケアを」というコンセプトの基、エイジングケアのためのオーダーメイド治療を提供すべく、日々研究に勤しむ所存です。どうぞ新しくなった柴田エイジングケア・美容クリニックを宜しくお願い致します。