第192回「いよいよ追い込み! 新クリニック」

こんにちは! 柴田美容皮膚科クリニックの柴田です。立春が過ぎたとは言えまだまだ寒い日が続きますが、皆様いかがお過ごしでしょうか? 以前お知らせしたように、当院はコンセプトを変えて移転する事となり、移転まで約1か月となりました。永らく柴田美容皮膚科クリニックをご支持いただいた皆様には、心より御礼申し上げます。また新しいクリニックでお目にかかれる事を楽しみにしております。前回の通信でも書いた通り、体の外だけでなく内側から、そして心の中からも美しくなれるアンチエイジングのクリニックを目指します。「年をとっても年相応の魅力があっていつまでも美しい人」を本気で追求しますので、是非ご期待ください。さてさてその意気込みに反して現実は厳しい事ばかり…。何か新しい事をするとなるとハプニングはつきもので、今のクリニックに移転した時もハプニングだらけでしたが(詳しくはクリニック通信第63回をご覧ください)、今回の移転準備もまたハプニング続きで大変でした。

 

 

今のクリニックで借りている場所は数か月前に解約申し込みをしなければならないのですが、以前のクリニック通信にも書いたようにオーナーの管理会社の対応が悪く、空調の件で揉めたりしたし早く出たかったので、新クリニックの場所が決まる前に解約届を出してしまいました。新しいクリニックの物件はすぐに見つかるだろうと思っていたのですが、知り合いの不動産屋Kさんに「解約は新しい場所が決まってからの方がええんちゃいますか?」と言われたので、すぐに解約を延ばしてもらうように管理会社に依頼したんですが、高ビーに「解約届の撤回願い」なるものを出せ、と言うんです。そしてそれをオーナーが承諾すれば撤回できるが、承諾しない場合もあるとの事。なんか滅茶苦茶上から目線やなぁ…と思いながらも仕方ないので撤回願いを出しましたが、なかなか回答がありません。管理会社の担当者は頼りないのでオーナーの会社に直接電話したら担当者が「今社内で検討しておりますので、もうしばらくお待ちいただけますでしょうか」「えーっ、もう何週間も経ってるのに、先の計画が立てられないじゃないですか。承諾できそうかどうかも分からないんですか?」「それがその…私の口からはこれ以上なんとも…」とお茶を濁します。そしてその翌週、管理会社に「まだ分からないんですか?」と催促の電話をすると「実はその…オーナーの会社が変わりまして…」「えーっ!?」…そら担当者からは何も言われへん訳ですねぇ。そして新しいオーナーは解約届の撤回願いを承諾しないと言ってきました。家賃を上げるとか契約内容を変えるなどの条件付きなら承諾する事もあると。その話をKさんにすると「そんなけったくそ悪い話初めてですわ! 足元見くさって! そんなとこ、早よ出た方がよろしいわ!」と言われましたが…。

 

 

そのやり取りと並行して新しい物件を探してたんですが、なかなかいいところが見つかりません。時間がなくなってきて、内装工事の事なども考えると間に合うかどうか分からなくなってきたので、物件探しから引越しや内装工事を含めて移転のプランを立てて進捗管理をしてくれるという「移転プランナー」なる会社に進捗管理を頼みました。同時に不動産屋の知り合いに声をかけたりネットで探したりして10社以上の不動産屋に依頼しましたが、なかなかいい物件が見つからず焦っている時に、今度は肝心の移転プランナーが突然の蒸発…。(そんなんって普通ないですよねぇ…??)担当者に電話しても折り返しもないし、メールも返ってきません。あまりにも対応が遅いので会社に電話すると、「M(担当者)は長期休暇を取っておりまして…」「えーっ!? 3日前に会った時は何も言ってませんでしたけど?? いつまで休みなんですか??」「2週間ほどなんですが…」「ええっ!? こんな急ぎの案件抱えてて何も言わずに2週間も休みます?? 代理はいるんですか??」「それがその…代理はおりませんで…」「えーっ?? どーゆー事?? 代理がいないんだったら至急連絡とってください!」「はい、すぐに連絡取ります!」そう言ったくせに、その後その会社からは担当者と連絡が取れたとも取れなかったとも、何の連絡もありませんでした…。

 

 

ちょうどその時期にインテリアコーディネーターをネットで募集して応募があった中から3人に会いました。そのうちの一人Kiさんは海外にもよく行かれていてヨーロッパのお洒落な内装にも詳しく、「院長の自宅に招かれたようなプライベートクリニックで」というコンセプトにすごく興味を持ってくれたので意気投合。内装の打ち合わせの時、Kiさんに移転プランナーが蒸発した話をすると「それは大変ですねぇ…。うちも不動産屋さんがいい加減で仕事が進まない事がよくあったんで、自分の会社に不動産部を作ってしまったんですよ」と言われたので、藁をも掴む思いでその会社の不動産部にも物件探しを依頼しました。すると、捨てる神あれば拾う神あり。そこの不動産部の人は不動産関係には珍しく女性だったんですが、めちゃ真面目で連絡も早い上、一生懸命物件を探してくれたようで、10社以上の不動産屋に依頼して何か月もいい物件が見つからなかったのに、たった1週間でいいところが見つかったんです!!

 

 

しかしそのあまりの差に「どーなってんのかな?」と友人Mに聞くと…「言っちゃ悪いけど、不動産屋なんかええかげんの代名詞みたいなもんやからね。期待する方が間違ってるのよ。必死で探してくれるところなんかほぼないと思うよ」との事。えっ、そうなの?? そう言えば、普通の不動産屋はメールの返事なんか2~3日で来ればいい方ですが、Kiさんの会社の不動産部の人はメールしたらすぐに返信があって、電話も1回繋がらなくても必ず折り返しがあります。仕事なら普通の事なんですが、不動産業界では珍しいのでびっくりしました。いかに他がいいかげんか…という事ですよね。そして契約書を持って来てくれた時も「今から重要事項説明書を説明させていただきます」ときちんと説明してくれたのにまたびっくり。本当はそうするのが不動産屋の義務なんだそうですが、私は勤務医時代で10回以上引っ越してマンションを借りる契約をし、開業してからも店舗の契約は3回目ですが、そんなにきちんと説明してくれたところは1回もありませんでした。それどころか重要事項説明書に見えないような文字で書かれていた文書で詐欺に遭いかけた事も…。本当に雲泥の差です。(不動産屋の方がお読みでしたらすみません…。中には真面目な方もおられるとは思いますが、少数派だという事で…。)

 

 

もう一つ、移転準備を始める前からクリニックの予約管理や会計のシステムが古くなってきたので新しくしようとしていたのですが、システムの移行を頼んだ会社の担当者がボケていてなかなか移行が進まず、ついにクリニックの移転に間に合わないかもしれないという事態になってきました。秋から始めたのに方針が固まってきたのが12月、「年末には契約して着手して欲しい」と言ったのに「仕様書(システムの開発などの詳細を記載した書類)と見積書がまだできてないのでもう少し待ってください」と1週間延び、2週間延び…1月末になってしまいました。さすがに焦って「来週までにスケジュール表と仕様書、最終見積を出してください」と言うとお尻に火がついたようなんですが、何回も同じ質問をしてきます。何か月も前から何回も同じ事説明してるのに…とぼやきながら回答していると、2日後にまた同じ質問が。以前は期間が開いたから忘れたのかな…くらいに思ってたのですが、これはおかしい。提出してきた仕様書も大事な項目がいっぱい抜けてるし、あきれたのはスケジュール表の基になるクリニック移転の日を覚えてなくて適当に作ったという事。さすがに怒って担当を変えてもらいました。担当者の上司が直接担当する事になり、引継ぎの打ち合わせが3時間以上かかって大変でしたが、なんとか移転に間に合わせてくれる事になりました。

 

 

そんなこんなでいろいろあった末にやっといい人達と巡り会え、蒸発した移転プランナーの代わりにKiさんが移転プランナーを務めてくれる事になり、引越しも引き受けてくれたので移転にも光が見えてきました。KiさんはホームページのWEBデザイナーMさんも紹介してくれました。Mさんは男性なんですが花柄のパンツやバッグを持っていて、ちょっとぶっ飛んだいでたちの人ですが「ああ見えて仕事は真面目なんですよ」との評判。Kiさんは内装や移転の相談に乗ってくれるだけでなく、私が後輩に要らなくなる家具などを譲りたいけど車がなくて…とか言うと会社の車を出して運ぶのを手伝ってくれたり、何でもしてくれるとてもいい人です。そしてKiさんやその会社の人達とMさんは私と一緒でワインが大好き。Mさんなんか主食がワインだそうで、新クリニック完成のあかつきにはみんなでワインパーティーでもしましょうと、今から盛り上がっています。

 

 

そうして新クリニックのデザインも進んで図面もできましたが、もう一つの難関は保健所の申請です。前回の移転の時はクリニックの名前を決めてお知らせやパンフレットを印刷してしまってから保健所の反対に遭ってクリニック名が変わって大変な事になったので、今回は事前に確認しておこうと保健所に電話したら「図面ができたら持って来て下さい」と言われました。そこで図面ができた時点でKiさんの会社の人やMさんと一緒に保健所に行き、クリニック名も確認したところ…「柴田アンチエイジングクリニック」にしようと思ってたんですが、「その名前はちょっと…」と言われてしまいました。厚労省の医療広告規制の例文に「アンチエイジングは不可」と書かれているので、受け付けられないと言うのです。「東京にはアンチエイジングクリニックってありますけど」と反論したんですが「各保健所毎の管轄になりますので…」と、神戸ではダメだと言われてしまいました。名前が決まらないとホームページも作れないので、申請が通ってコンセプトも表せるようなクリニック名を考えないといけません。Mさんもクリニック名を考えてくれたり、市役所関係の仕事もされていたので知り合いの課長に後押ししてもらったりして、やっと「柴田エイジングケア・美容クリニック」という名前が通りました!

 

 

あとは内装工事の完成を待つばかり…ではなく、内装の打ち合わせやシステムの資料提供・新しいホームページの文章の作成・新しい治療メニューの考案などまだまだしないといけない事はてんこもりですが、いくつかの難関は突破したので、新クリニックのオープン目指して頑張ります!

そう言えば、トラブル続きで忙しすぎて風邪や腰痛を引きずっていた時に、プラセンタ点滴とプラセンタのツボ注射のダブル治療をしてみると、翌日には何週間ぶりかの快調が戻り、健康のありがたみを噛み締めました。しんどかったり痛いところがあると気分も憂鬱になりますもんね。やっぱり美容のベースには健康があると、自ら再確認した次第です。新クリニックではワイン好きの方には治療後にワインサービス…なども計画中。血行が良くなって効果倍増かも?? あての生ハムを切るスライサーなんか買ってしまおうかな…なんて思っています。ほとんど趣味のようになってきていますが…居心地のいいクリニックを作るために内装のプランも固まりつつありますので、乞うご期待!